まるごと∞まんまるスマイル

丸山くんメインながら、全メンバーこよなく愛でるブログ。惚れたもんだから仕方な〜い。

今さらの、円卓

おお!最初っから出てきたよ丸ちゃん!
ヒゲ!無精ヒゲー!

まずはそこに驚きと喜び。
ヒゲは置いとくとしても、前に見たのがワイルド7で、その画面出現率に否応なく大人の事情を感じてたもんだから、予想を超えた出番の多さにギャップが大きかったです。

いや、むしろ逆の大人の事情を感じたというのが本音かな。
だって、ジビキ先生、原作より出番が多い気がするもの!

とはいっても、原作を読んだのがもう1年くらい前で、あくまで印象の話なので間違ってたらごめんなさい。
でも私の原作の印象としては、ジビキ先生はもっとリアルにやる気のない、かなりの脇役です。

確か、彼女とケンカしてて、そっちの方が気になってる、みたいな記述があったんじゃないかな。いかん、超うろ覚え。
あ、でも多分こっこが学級会で熱弁(?)をふるってるときに大あくびをしてる感じがそこに出てるのかな。

そこ以外は全体的に、若い男性教師の自然体を見せながら、でも基本的には子供と向き合おうとする真摯な面が強く出てた気がします。

丸山くん的ハイライトは、こっこが不整脈のふりをしたときに、
「お前はちゃうやろ」
というシーンですよね。
そこだけはレビューを見て知っていたので注意して見ました。

こっこがうずくまっていると、サンダル履きの足から登場。サンダルの糸がほつれ、ジャージの裾はだらしなくたるんでるところが、ジビキ先生らしくていいです。
で、こっこの前にしゃがみ込み、こっこを立たせると、じっと目を見て真顔で、
「渦原、お前はちゃうやろ」
です。
そしてふっと息を吐きながら、視線を落として、口元に悲しさをにじませながら気持ちを切り替えるジビキ先生。
この感情を抑えた表情もすごくいいです。

この場面、大事なのはジビキ先生が一言で終わらせるところ。
フツーの大人はくどくどと説教したくなるところです。私なんかだとやっちゃうなあ。
でも、こっこを問い詰めることなく、それでいてこっこにはしっかり叱られたという印象を残す。
これは演技のしがいのあるシーンですよね。

これ、「お前はちゃうやろ」を一言を言う直前に、こっこを立たせているのがすごく効いていると思うんです。
ジビキ先生はその前にしゃがんでいるので、こっこを見上げる目線になる。
こういうのは演出家さんの指示なのかもしれないけど、同じセリフを、見下ろす目線で言うのと、見上げる目線で言うのでは全然印象が違うんじゃないかな。

子どもの目線で、ってのはよく言う表現だけど、実際にはこんなふうに子どもの目線よりも下から語りかけるくらいの方がいいのかな。
子どもにとって大人は、ただでさえ見上げなければならない存在だから。
私も自分の子育てで心掛けてみようっと。なかなか難しいけどね!
そんなことも考えさせられました。

しっかしジビキ先生、こっこにさんざん「うっさいボケ」を連発されながらまったく動じない。
こっこのキャラを理解してのことと、単なる慣れの両方なんだろうけど、寛容だわ〜。
私にはムリムリ。

そして大人の事情を感じたのは、後半、こっこに「話しかけんといて」とつれない返事をされて一旦はその場を離れながらも、「やっぱり心配なんで」と戻るところ。

原作でここでジビキ先生出てきたっけ!?
あー気になる。
原作が手元にないのがもどかしい!

とにかく、ジビキ先生がこっこのところに戻るシーンは私の印象には残ってないのです。
でもこの映画では、最初の去り際に小さく聞こえるセリフ、
「子供の考えることはようわかりませんねえ、自分も子供やったのに」
と合わせて気になる場面です。

で、ここから邪推なんですが。
このセリフを言わせるために付け足した場面なんじゃないかなと。
でもこのセリフを言い残していなくなるだけだと、ジビキ先生が冷たい印象になるので、あえて戻らせたと。
大人の事情による印象操作のにおいがするんですが、深読みしすぎかな。
そもそも原作にこのシーンがそのままあったなら単なる寝言なんですがね。

なんにしろ、丸山くんが私の想像以上に登場シーンが多くて満足でした。
ワイルド7が2011年、円卓が2014年。
この3年の間に丸山くんが努力をして、それを認められた証拠だと思います。

前回、丸山くんに犯罪者役も似合いそうだって書いたけど、あれ、半分撤回します。
幅広い役どころを演じる丸山くんを見てみたいのは変わらないけど、やっぱり普通の男性を演じられる役者さんっていいなあと思いました。
きっと息が長いよ。


最後になりますが、円卓は原作そのものが私の去年読んだ本でベスト1、2を争う大好きな作品です。

特にぽっさんが好きで好きで。
だからぽっさんがちゃんとぽっさんらしく誠実に画面の中にいるのが見られて、それがいちばん嬉しかったです。
ゴックンもかわいかったなあ。いかにも男子っぽい。
こっこを演じた芦田愛菜ちゃんは見事というよりない。

そして画面の独特の色合いにも惹かれました。
レトロでサイケ。
こっこちゃんのTシャツもいちいち変でよかったな。

いい映画を見ると心が洗われますね。


ところで、ジビキ先生にまとわりつくマセた女子生徒。
あれリアルだったな。
なんだかんだ言って、ほんとにあんな先生がいたらモテちゃうに違いないもんね、ジビキ先生、もとい丸山先生。

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