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BUCK-TICK 6/30 仙台ライブ感想 【2018 ツアー No.0】

2018年6月30日、仙台銀行ホールイズミティ21で行われた、BUCK-TICKのツアーNo.0に行ってきました!

強く、儚く、美しい、圧倒的なステージでした。

開演前

チケットは完売。私は11列目の下手今井さん寄りの中央。席に高低差があったので全体がとても見やすい位置でした。

ざっくり客席を見渡すと、以前より男性が増えてる印象。ここ数年はこんなもんかな。

ステージ上には、ドラム、ベース、ギター×2の位置に、白布で覆われた4つの塊。

白いから妙な存在感があって、開演前に友人と「あの布、黒じゃないんだね」と話していたんですが、後でスクリーンとして使われてました。そういえばアトムツアーでの白いつり下げオブジェもスクリーンにされてたっけ。BUCK-TICKのステージで白いものを見たらスクリーンと思え。

さらに「あの布横からズルズルひっぱって取るの大変そうだね」と私が言うと、「まさか、上から引き上げるんじゃない?」と言われ、そりゃそうかと納得したんですが、実際は…後述します。

開演

SEの始まりとともに、正面奥のスクリーンに映像が映し出されます。

ネジやスパナなどの工具パーツ的なものが落ちていくのを上から見ているような映像。

そして先ほどの白い布にも映像。幾何学模様だったり、星図だったり。製図は今回のアルバムのモチーフの一つで、CDの盤面にも使われています。

あの白い布、こういう使い方するのか!と感嘆していると、やがてシーツ、両袖からまきとられる。完全な人力。全力でぐるぐるしてました。

布の下には、うねうねとした曲線状のポールが数本立っている。

以下、記憶力が壊滅的なので、部分部分覚えているところだけ書いていきます。

あと、すみません、私どうしてもライブ中はあっちゃんを見ちゃうんです…。メンバーみんな好きだけど、やっぱりあっちゃんのパフォーマンスは一瞬一瞬全部見届けたくて。

そんなわけで、私ビジョンには大いに偏りがあります。こめんなさい。ご了承ください。

本編

ステージ奥、ドラムとベースの間から、黒ストールほっかむり敦司登場。黒のトップスに黒のレース地のワイドパンツ。細かくは見えなかった。

私、毎度毎度、洋服関係はまったく覚えてないんです。

今井さんの髪は真っ赤? 真っピンク? 友人によると、柄のついた茶色の皮ブーツを履いていたとか。

ヒデさんは光沢のあるシルバーグレーのジャケット。中は黒いシャツ? 黒いパンツ? ダメだかっこよかったことしか思い出せない。かっこよかったよ!!(いつも)

アニイについてはドラムが震えるかっこよさだったし、ユータさんはよく走っててその笑顔に幸せをもらいました…。

零式13型「愛」

センターの映像には胎児。

スクリーンに円が重なり合う幾何学模様が映ってて、とても立体的な奥行きを感じたのはここだったかな。そして曼荼羅。

コバルト色空、のところ、空の映像に戦闘機が現れた気がする。けど、後のゲルニカと記憶がかぶっているかも。

美醜LOVE

実際のとこ、美が切れ味を増してる櫻井敦司、最高です。

ここであっちゃんは上の羽織を脱いで、ノースリーブになったんだったかな。二の腕の筋肉の付き具合が絶妙。健在。

指先で 唇で

のところ、「唇」を親指の腹で横にぬぐうしぐさに、ウッとやられた。

サロメ -femme fatale-

ねえ 血の味がする

ここは手首を噛むように口づけていたと思う。ウッ。

真っ赤に濡れて私踊る

ステージ上が毒々しい赤一色の照明に。メランコリアを思い出す。

狂わせてやる、酔わせてやる

圧巻の愛の言葉でした。

Ophelia

背景映像にミレーの絵。川に浮かび流れゆく乙女の図。…だったと思うんだけど…それっぽいイメージ映像かも…。

吟遊詩人のようにあっちゃんがかろやかに動き回りながら歌う途中、今井さんの隣に途中下車。膝を並べる2人の構図が新鮮だった。…違う曲かも?

ワルツのように舞い散る 雪でお化粧しましょう

ワルツのリズムでは、三拍子の指揮をとる。舞い散る、でひらひらと指先を上から下へと波立たせてました。

この曲は、同じフレーズを繰り返しながら、最後一気にボルテージをあげていくんですが、その性急に上り詰めるクライマックスがよかった…。

光の帝国

これ、大好きなんだけど、「よかった」ということしか思い出せない…。なんてこった…。

すごく、よかったです。(全力)

ノスタルジア ーヰタ・メカニカリスー

「ぼくたち人間はどこまで行くの」

中央の段差(イス?)に腰掛けたあっちゃんの独白から始まりました。

少年のように硬質でナイーブな声。遠くに感じるような儚さ。

上からつり下げのオブジェが降りてきたのはここだったかな。丸い、工具を思わせる無機質なオブジェが横等間隔に6つくらい降りてきて、曲中でカラフルに色を変えていました。

正面の映像は入り組んだパイプ、吹き出す蒸気。

中央スクリーンには、エ○ァよろしく大小さまざまな活字で歌詞が浮かび上がる。

周りには誰もいない

ここ、CDよりもたっぷりめに語っていたあっちゃんでした。

PINOA ICCHIO ー躍るアトムー

おお! 懐かしいけど最近だった!ノスタルジアに続く今井さんボーカル。2016年『アトム 未来派 No.9』収録。

間奏でユータさんフロントに飛び出す。ごきげんでニコニコ。幸せ。

羽虫のように

な、懐かしい。これ大好き。2010年『RAZZLE DAZZLE』収録。

今CD音源を聞き直してるんですが、ライブの後だと音源の声がすごく細く聞こえます。それも繊細でいいんだけど、今回のライブでのあっちゃんは確実に、声が太くなってハリがあって説得力が増してた。

愛なんて そこじゃなくて
生きてるだけじゃ足りなくて

このフレーズが大好きです。

生きてるだけじゃ足りない、その足りない何かを埋めたくて私たちは生きてる。

IGNITER

ドラム、ベースの後方から、等間隔で短く、ボッ、ボッ、と炎があがる。炎の演出はかなり久しぶり?

両サイドのモニターにはもえさかる炎。あっちゃんは一歩引いてセンターの階段に。

最後にひときわ大きくあがった炎からは、客席まで熱が届いた。

残骸

おお…残骸…。おひさしゅうございます…。2003年『Mona Lisa OVERDRIVE』収録。

去年DIQツアーでさんざん代表曲を聴いた後なのに、これが抜けていたことに驚く。

お前は夢見る
明日が来ることを

俺はもう夢見ない
明日が来ることを

希望と絶望の相克。

苛烈な最期を歌った「IGNITER」のあとに聞くと迫力が増します。

深く もっと深く 深く愛してくれよ
最後はおまえの中で

しかもNo.0の文脈で聞くと、「最後はお前の中で」がまるで胎内回帰に聞こえた。そんな解釈は一度もしたことがなかったし、たぶん考えすぎだと思うけど。

楽園

イントロで響いたタブラの音に呆然。20年以上前の曲がここに降臨。1995年『Six/Nine』収録。

私自身このあたりからBUCK-TICKにハマってるので、思い入れのある曲です。

『No.0』のアルバムは、シェイクスピアや薔薇十字団のおかげでヨーロッパ的イメージが強かったのだけど、ここに中近東のエキゾチックな香りがとけ込む。

でもこの曲も反戦の曲。流れとしては自然で当然。

あっちゃん、ストールをかぶって腰をおとして歩みを進める様は、中近東の美女が舞うように、しなやかで妖艶。

神の子が殺し合う 愛の園
この俺は知らん顔で 夢を見る

上から頭ごなしに反戦を説くのではなく、無力な自分を、皆と同じ位置に置いた、嘆きと自責の歌。

20年以上も前から、あっちゃんの姿勢は一貫しているのだなと改めて思いました。

BABEL

イントロを聴くと、いつもツンドラ(「夢魔 -The Nightmare」)と錯覚するんですよね。似てません?

はじめに「ドーーーン」で始まるのもだけど、歌詞の雰囲気も似てる。

高みにある、人ならざる者の視点で歌ってます。

正面スクリーンには、石造りの建物を並ぶ景色を見下ろしながら、上空をすべるように過ぎていく映像。まるで神目線。

先ほどの「楽園」では「神の子が殺し合う」と歌い、今度はその「神の子」が作った建造物、神への冒涜、人間の驕りの象徴としての「バベル」が歌う。なんて見事な流れ。

あ、そういえばバベルの塔もバビロンの都に築かれているわけだから、これも中近東の歌とも言えますね。ヨーロッパだけじゃなかった。ちゃんと「楽園」とつながってた。

CDで聴いていたときと違って印象に残ったのは、

くずおれて 尚 我はBABEL

ここです。ここ、あっちゃんが床にがっくりと膝を突いて、まさに「くずおれて」歌うんですが、逆にそれでも揺るがない強さ、存在感をひしひしと感じました。

まさに櫻井敦司がBABEL。

BUCK-TICKがBABEL。

たとえ崩れようと変わらない。

最後には両サイドのモニターには崩壊した壁がうつり、正面にはがれきの向こうに見える空。空の向こうに必死に手を伸ばしたくなるような奥行きがありました。

Moon さよならを教えて

美しいバラードを、丁寧に丁寧に歌うあっちゃん。全編を通して言えることだけれど、あっちゃん、とにかく歌が、うまい。そして丁寧。

一言一言、聞き取りやすく、一音一音、正確に届けようとしているのが伝わりました。

音源に変わるところのない、どころかいつもその上を行く、見事な歌い手であり表現者です。

ゲルニカの夜

スクリーンと星のようなつり下げ照明が降りてきた。(スクリーン?紗幕?は何度か上げ下げされてる。何枚か重なってたのかも?)

前方にイスを出してきて座るあっちゃん。

正面のスクリーンにはサンドアートの映像。砂と手で次々に描かれていく絵。

街角にたたずむ少年。

少年はいびつな物体を抱いている。

それは頭でっかちの不気味な異生物。目はくぼみ、おなかはでっぱり、手足が短く、髪もなく、まるで宇宙人、と友人は表現しました。

そして空に戦闘機が現れ、景色は無惨に壊されていく。

世界の風景が崩されていく。

糸であやつられる少年と異形のモノ。

銃身で撃たれる人影。

この辺、私は初見なんで、映像が見たいやらあっちゃんが見たいやらで大変な葛藤を味わいました。

まあ、あっちゃんがイスに座っている以上、映像を見てね、というメッセージだと受け取って、ほとんどは映像を見ましたが。

それにしても痛切に歌い上げる。

僕はどうだい どうすればいい
愛とか恋だとか歌ってる

ここでも、立ち尽くし、自分に、みんなに、問いかける。

映像は紙芝居のように、閉じられた木枠で終わります。

余韻がすごかった。客席は静まり返ってました。

胎内回帰

ライブ中、何度も思ってきましたが、とにかくアニイのドラムが強い。メカニカルなサウンドも多いBUCK-TICKだけど、アニイのプリミティブな生ドラムの音は、絶対的に欠かせない。

さらに支えるユータさんのベースが、太くたくましい。なのにかわいい。どうしよう。

この2人の屋台骨が盤石に支えてるから、その上に乗るメロディや歌が自由に枝葉を伸ばして花を咲かせる。

あっちゃんは絶唱。

爆撃機の風が

ここは特に一音一音が破裂するような集中力で声を出してました。

力強く訴える「愛してるよ」

刹那的で甘いピロートークとは全然違う、命を懸けて、命を叫ぶような「愛してる」です。きっとこれは「生きる」と同義。

あっちゃんの発声は、最初からスパーンと遠くまで届ける出し方なので、きっとものすごいカロリー消費です。

この曲が本編最後にくるだろうと思ってはいましたが、実際に13曲目として見ると、その激しさに信じられないような気持ちになります。

間奏中、少し苦しそうに水を飲んでたあっちゃん。

胎児の映像。生ききって還る命。

絶唱、そしてステージを去りました。

アンコール1

はい、ここで個人的な話ですが、私、この日まで基本的にはネタバレ避けてました。

なので私、この本編終了の時点で泡くってました。

だって、ギュスターヴやってない。

かの有名な櫻井さんのニャンニャンを私まだ見てない。

ネタバレを避けつつも、どうしても目に入ってしまうギュスターヴのニャンニャン話。でもきっとアルバム曲は全部やるだろうとは思ってたので、その辺は許容範囲内です。

でも、私は勝手にそのギュスターヴを前半ノリノリタイムに投入すると思いこんでたんです。

だから、本編がつつがなくしめやかに終了して、その時点でもうぼーぜん。

まさかのギュスターヴ飛ばし。事件だ…これは事件だ…あれか? 躍るアトムに取って代わられたか? うそーん!!

いやそんなこたなかった。

GUSTAVE

はい、というわけでアンコール1曲目がギュスターヴ。

よかっったあああ…。

しかも黒い着物を羽織って、口紅はみださせて、そして、噂の、噂の!!

ガーターベルトきたーーー!!!

近年のツアーから導入された(?)あっちゃんのガーターベルト。

だけどそういうハジけた演出、いつもツアー後半、私が行った仙台のあとだったんですよーー!!!

私が行ったときはニーハイ(?)が見所らしかったんですけど、それも席の関係でほとんど見えず。

何を言ってるんだと正気を疑う方もいらっしゃるでしょうが、年齢を重ねなここに来て、行けるとこまで行く覚悟を決めた、我らが魔王にして歌姫、彼が見せてくれるものは全部見届けたいんです。

完全な男でありながら妖艶な女性性を打ち出す非現実性、異常性すら魅力にする、生きるエンタメ櫻井敦司。美学あふれる異形の芸術。…ごちそうさまです。

ワイドパンツ、内側にスリットが大きく入っている、と考えていいのかな、それをたくしあげて堂々たる脚線美を見せつけめ、これぞ「しっぽおっ勃て」て準備万端のニューロマンティックです。

白、かっ、た…。

そして着物のすそを、ドレスのすそのように翻らせてくるくる回る回る。

間奏では、今井さんヒデさん、そしてユータさんも前に出てきて自由に動き回ってたんだけど、それをじゃましないようにか、数歩下がって存在を消すあっちゃん。膝をちょこんとくっつけて座ってる姿…! ウッ。

ちなみにニャンニャンの方は、細やかというよりは大胆、ガッツ重視のスタイルでした。

薔薇色十字団 -Rosen Kreuzer-

これも、やらないはずないよね?! と思ってたらやっぱりやりました。そりゃそうだ。でもアンコールに来るとは思わなかったなぁ。

愛を語るんだ 血に塗れても
夢を語るんだ 君が薔薇なんだ

聞くたびここが熱い。「くずおれて尚」に並ぶ力強い存在証明。

ヒデさんのコーラスが印象的。やっぱりこれ聞かないと。

形而上流星

2014年のシングルで、アルバム『或いはアナーキー』収録。だからこれ古い曲じゃないのに、絶対タイトルを思い出せない曲上位3位に入ります。

このときは私の中で勝手にタイトルを改変され、「死ぬほど美しい」になってました(笑)。

でもタイトルが思い出したくて、歌詞を真剣に聞いてたんですよ。

胸を裂く 破裂する
きっと死ぬほど美しい

これがね、本当に死ぬほど美しい。

BUCK-TICKの歌詞にはときどき、こんな純粋な結晶のような言葉があるんです。

具体的な何か、とか物語ではなく、丹念に丹念に切り取った美しい痛みの結晶。

聞いているだけでこちらの胸も張り裂けるような気持ちになる、そんな曲とパフォーマンス。

「死ぬほど」なんてほんと死ぬほど陳腐な表現のはずなのに、ああ本当に「死ぬほど美しい」んだと力業で納得させるんです。

どうにもこちらの胸を貫いてかき乱してくる。

見ていて胸が痛くなる。

しかして真のタイトルは「形而上流星」。

形而上=見たりふれたり、実感として確かめられないもの。

流星=夜空を切って流れ、消えていく星くず。

ふれられない、だけどそこに確かにある胸の痛み。

なんて的確なタイトルなんだろう、と改めて思います。もう忘れないぞ。

アンコール2

みんな疲れたよね。座る人がものすごく増えました(笑)。私もただ立ってるだけで足がしびれたし(笑)。

だからなおさら、BUCK-TICKおじさんたちすごいと思います。2時間超、立ちっぱなしか弾きっぱなしか叩きっぱなしか歌いっぱなし、総じて動きっぱなしですよ。

あの集中力であのパフォーマンス。それを週末に長距離移動含めて2夜連続。みんな50過ぎですからね?!

いやほんと、健康でいてほしい…と心底願いながら、私もアンコールしてました。(アンケート用紙にもその旨書きました)

彼らが少しでも気持ちよく出てきてくれますようにと願いを込めて。

MC

ここでMC入ったと思うんですが…。

「今日はありがとうございました。みんながこうして、騒いだり、楽しんでくれてるのをみると、とっ、ても嬉しいです。」

「時間とタイミングが合えば、またいっしょに遊びましょう」

はーい!!(^^)/

とっても紳士的で丁寧でやさしい敦司おにいさん。いい子でお返事したくなりました。

今回のMCは、あとは本編の最後の方で「ありがとう」って言ったくらいで、とてもとても少ないです。このことだけ、事前に友人に聞いてました。「だから機嫌が悪いわけじゃないからね」と(笑)。

実際にこのセトリを見るとそれも納得です。

とてもメッセージ性が強い今回のセトリ。一曲一曲への集中力が尋常ではありませんでした。

客席も、曲間で少しメンバーを呼ぶ声が飛んだけど、すぐに静寂。静謐な緊張感が、常に張りつめているステージでした。

天使は誰だ

そしてメンバーが登場して、今井さんはスマホで客席撮影。ユータさんも。アニイはドラムヘッドを飛ばして、ヒデさんも花道からラババンを指に引っ掛けて景気よく飛ばす。

そして始まったこの曲も久しぶり。2009年のアルバム『mement mori』収録です。

これはいつもタイトルを間違う曲上位3位に入る…。

いつも歌詞に引きずられて「Revolver」だと思っちゃうんですけど、違うんだなあ、それは違う曲。

歌詞に、「ジョンを奪った」「ライ麦畑」と出てきて、つまりジョン・レノン暗殺事件を彷彿とさせる内容なんですが、その銃のリボルバーが歌詞に出てくるんです。で、それとは別に「Revolver」という曲があって…、ってどうでもいいな。

動機も理屈もない、眼前の刹那しかない狂気。ゾクゾクします。

キミ 時々 気がふれる
愛 愛 LOVE LOVE

今井さん、下手花道でごきげんで両手でハート作ってました。

いや、ごきげんといってもいつものように無機質なお人形さんなんですけどね。かわいいツンツンしかない。

極東より愛を込めて

楽園をやるなら、これもやるんじゃないかと思ってました。2002年『極東 I LOVE YOU』収録。

元々は、9・11の無差別テロ事件を受けて作られた曲。あのときのライブも哀しみと悼みのメッセージが強く出されてました。

見つめろ 目の前を 顔を背けるな
愛と死 激情がドロドロに溶け 迫り来る

「愛と死」を歌い続けてきたBUCK-TICK。

愛を込め歌おう アジアの果てで
汝の敵を愛することが 君にできるか

この問いかけは強烈です。

愛を謳うことは簡単だけど、実際愛することはとても難しい。

汝の敵を愛することができるか。

悲哀の敵を 愛することが 俺にできるか

偽善とは遠い、自分を問いつめるこの言葉は今も衝撃的に響きます。

Solaris

これも…タイトル最後まで思い出せなかった…。

知ってるんですよ! もちろん知ってる! あれだよあれ、いい曲なのよこれ!(完全に老い)

2010年のアルバム『RAZZLE DAZZLE』のラストを飾る名曲です…。

夢を見せておくれ 幻でもいい

美しい夢をこいねがう気持ちは、逆に現実のむごさと絶望を感じさせます。

小さな小さな君は やがて空になり
大きな大きな愛で 僕を包むよ

絶望した先で、生まれてきた小さな命にみる希望。

裏声で、「夢を夢を」と繰り返し歌う声が祈るように美しかった。

ここでも胎内回帰。生まれ直す、というこのアルバムコンセプトにぴったりのラストソングです。

終幕

メンバーが一人ずつ袖に消え、最後は今井さんが一人残ってギターを奏でました。

その今井さんもステージを去り、SEと共に、正面のスクリーンに、ぼやけた影が映ります。

落ちていくネジ、スパナ。最初の場面をよみがえらせます。

作り物の世界。ほころび、壊れていく世界。

当たり前の日常を揺るがす、ふとした不安感。

思えば、この正面スクリーンがモニターではない、アナログなスクリーン投影だというところも、どこか郷愁や不安を感じさせる効果があったと思います。

クリアではない、どこかで見たような輪郭の曖昧な懐かしい感じ。

それは幼い頃に感じた、正体の知れない怖さにも通じて。

楽しい夢と背中合わせに、不気味な影が寄り添っているような、心細くなる気持ちを思い出させます。

私たちも生まれ直す。繰り返す。生まれ直す。

そうしてステージは幕を下ろし、感動を胸一杯にもらって、私たちも日常に還るのです。

最後に

以上、レポとも言えないレポはここで終了です。その後の打ち上げの話は記事を改めます。

いやほんと、全然覚えてなくって情けない!! 特に前半!!

照明の色とかも覚えてるシーンがあるんだけど、なんの曲かまったく思い出せないし…あっちゃんも最後の最後に下手花道に行ったけどオーラスだったかどうか…。

見てるときは、これ絶対忘れるはずがない、って何回も思ってるのになぁ…終わってみたらすっからかん。

だけど、胸はいっぱいです。

お約束のように今回も思いました。

彼らと同時代に生まれて本当によかった!!

見に来た一人一人が、きっとこの圧倒的非日常のために日々を乗り越え、そしてそれぞれにパワーをもらって帰っていくんだと思います。

ありがとう、しかありません。

そしてこれからもどうか元気で。(切実)

では最後に、関連アルバムを紹介しておきますので、ご参考まで。

拙すぎる文章でしたが、ここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございました。

関連アルバム

こちらにまとめました。