まるごと∞まんまるスマイル

「あー面白かった!」を書き残すブログ

走り続けるということ

ごぶさたしてます、みはるです。

のっけから関ジャニ∞と関係ない話題で恐縮なのですが。

先日、ロックバンドアルカラのメンバーが連絡不能の状態で理由もわからず脱退、というニュースを知りました。

私はそのバンドのごく一部分しか知らないんですけども、そんな極限状況にせざるを得なかったメンバー本人の苦悩、残されたバンドメンバー、さらにはそのファンの混乱や悲しみを思うとどうにも胸が痛くて…。

メンバーのコメントがまた切なくて、読むと今も胸がしめつけられるのですが、特に私の涙腺を刺激するのは、

この4人でずっとこの先も20、30周年と続いていくものと思っていたので、

というシンプルな言葉。そのピュアな信頼がこんな形で失われたというむごい現実。

離婚しようと思って結婚する夫婦がどこにもいないように、誰もが幸せな明日を望んでいるのに、なぜかその関係が破綻してしまう。悲しいけど、それは現実としてままあることなんですよね。

そういう話を聞くたびに、自分の足下のもろさが透けて見えたようで、とても穏やかではいられなくなります。

関ジャニ∞だってけして他人事ではない。

テレビで彼らを見るたび、メンバー同士でまるで家族のような表情を見せてくれるところに魅力を感じるんだなといつも思うけれど、どこにほころびの種が埋まっているかはだれもわからない。

その一方で、私が愛するもう一つのバンド、BUCK-TICKがメンバーチェンジなしで30年間活動続けてこられたことに、文字通りの有難さを痛感しました。

(えーと、BUCK-TICK、こないだ関ジャムのV系特集でちらっと出てきましたので、復習の必要な方はそちらをご確認ください。若すぎる映像だけど)

ただ、彼らだって、ずっと順風満帆だったわけではありません。危機的状況があったのは確かなんです。

そこについて、先日発刊された、音楽と人増刊「PHY」vol.10のインタビューから一部ご紹介します。(ちなみに、関ジャニ∞も「音楽と人」やパンフでお世話になってるあの金光さんがメインインタビュアーです!)

ここではメンバー5人に個別インタビューをしているのですが、5人中3人が、今まで続けてこられた理由のひとつとして、ある事件による活動休止期間をあげているのです。

それは1989年、ギタリスト今井寿の逮捕でした。(詳しくはググってください)

今となっては知らない人の方が多いと思いますが、当時はBUCK-TICKの人気絶頂期。ツアーが始まってすぐの事件でした。

関ジャニ∞でいえば、今すばるさんが逮捕されたような感じかな?まったく雑でひどいたとえだけど、おそらくそんな衝撃度です。(当時私はまだファンではありませんでしたが)

今井氏は、楽曲の8割を手がけるバンドの主力コンポーザー。ボーカルの櫻井さんがBUCK-TICKという樹の花なら、今井さんが幹と言える存在です。

当時について、ベースのユータさんはこう言っています。(ユータ氏、大倉くんと飲んだ過去あり。大倉くんはたこ焼きを焼いたらしい)

あの時バンドが休止期間に入って、半年くらい何もできなかったけど、あのお陰でいろんなことを考えることができたのは大きかったと思う。

ちなみに、当時の忙しさについては、

そのころ、本当にぐちゃぐちゃだったからさ。人気が出過ぎちゃって、レコード出してほしい、取材やらせてほしい、テレビとラジオにでてほしい、ライブやってほしい…

新しいアルバムを録音した一週間後に、前作のツアーをしてたんだから(笑)。取材だって、朝6時に終わって、その3時間後に地方へ移動とかざらにあったよ。

ドラムのアニイも当時について。

メンバーの知らないところでスケジュール決められて、寝る時間を割いて取材とかやってんだから。27時間同じスタジオで撮影とか、レコーディングから取材言って、終わったらまたレコーディングで、終わるの朝とか、普通でしたからね。泣き言を言ったら『新人の頃はサザンもこうだったんだ』って返ってくるし(笑)。

わお、リアル27時間テレビ(笑)。いやテレビじゃないし、笑い事でもないけど。とにかくそんな状況で、先ほどの事件が起こったわけです。

アニイはその件について、

でもそこで、バカみたいなハードスケジュールだったのが1回リセットされて、違うペースでやり直せたから続けられたところもあると思うんですよ。あのままずっと多忙な調子だったら、もしかしたら2、3年で終わってるかもしれない。

こう語り、当の今井さんはこう言ってます。

そのときに思ったのは、自分がそうなっちゃったことに引け目を感じて、遠慮したり一歩引いたりするようにしたら、もっと悪いな、ってことかな。捕まったのは捕まったんだから、その男が何の痛みもないまま、いい場所にいられるわけがないから。

まあ確かにあのまま音楽続けてたら、だれかがぶっ壊れて、終わってた気がする…俺だったかも(笑)。

この辺、読んでいて、ぞっとしました。今の彼らが存在しなかったかもしれないという極限状況もだし、ついついその多忙さを関ジャニ∞にもダブらせてしまって。

もちろん今は時代も違うし、事務所もノウハウを持っているだろうし、メンバー自身もそれなりのタフネスは持っていると思うのですが。それでも村上さんあたりは…ねえ?

話をBUCK-TICKに戻しますが、ギターのヒデさんは、インタビュアー金光氏から、30年を振り返って、もっと売れるような曲を書けばお茶の間をめざせたかも、という後悔はないかと聞かれて、こう答えています。

きれいごとじゃないけど、お金よりも音楽を選んだってことだよ。だからこそ、こんなバンドに30年間ついてきてくれたファンの人には、すごく感謝してるんだよ。

つまり、お金を選ばないことで、無理のない活動環境を得ることができた。結果としてメディア露出は少ないし、今は知る人ぞ知る、という存在になっていますが。

逆を言えば、稼ぐということは、多少どころじゃない無理があって当たり前の世界なんでしょう。まして背負っているものが大きかったりすると、そのプレッシャーは半端ではないはず。

うん、がんばれ関ジャニ∞!がんばれ村上くん!体だけは壊さないで!(涙)

そして同時に不思議な気持ちにもなりました。

当時はこれ以上なく不吉で絶望的な事件だったのに、やがてはあの悲劇がなければ今がない、と言われるようなターニングポイントになっているということ。

まさに、禍福はあざなえる縄の如し。

人生って、なにが不幸でなにが幸福か、その瞬間にはわからなかったりするんですよね。

関ジャニ∞も、この先まだいろいろあるでしょう。

今が円満に見えても、舞台裏では問題を抱えているのかもしれないし、不幸に思えることが起こっても、それがいい方向に導いてくれることもあるのかもしれないし。

ワタクシごとレベルでいいうと、実は今、子供が友達をうまく作れなくて親子で悩んでましてね。「いーれーて」が言えない内弁慶タイプでして。でもこれもきっと、彼が成長するための、貴重な試練なのかもしれません。

最近よく、人生は長いストーリーだと思います。

今は気づいていない伏線があったり、まだ出会えていない新しい登場人物が控えていたり。

私の人生にとっては関ジャニ∞も予想外の登場人物でした。それにまつわるお友達も。

もっと言えば、自分の子供だって、10年前には影も形もなかったわけだし、私が子供の頃は今の夫とは離れた土地で、なんのつながりもない生活をしてました。

だから、私の人生、きっとまだ新しい登場人物や、新しい展開が待っているんだと思います。だれにとっても。

かつては私も、Xのhideの訃報を聞いて呆然とし、つい昨年は元ソフトバレエの森岡賢の突然の死を知って激しく動揺しました。そうやって悲しい別れを味わうこともあるけれど、その悼む気持ちも大切な出会いの証だったと思います。

アルカラのメンバーの方々や、ファンの方々も、胸の痛みと向き合いつつも、先につながる何かはきっとあると思うので、どうか今をしのいでほしいと思います。

以上、書きたいことを書きたいように書いてたら、今までにない蛇行プレイになってしまいましたが、最後にBUCK-TICKアニイの熱い名言を引用して、終わりにします。

もし、音楽的には0点だとしてもそれでいいんですよ。ただ5人と、聴いたファンの人がいいと思えばそれでいい。俺はロックってそういうもんだと思うし。

ではこれにて!

あ、BUCK-TICK的には櫻井さんのインタビューだけ抜粋してませんが、インタビュアーさんが違うせいか、ちょっと流れが違うんですよね。それはそれで彼の人生の大きなうねりが見えてたいへん興味深いんで、ファンの方は必読です!(もうどこを対象に書いてるのかまったくわからない)