まるごと∞まんまるスマイル

丸山くんメインながら、全メンバーこよなく愛でるブログ。惚れたもんだから仕方な〜い。

【妄想】エイトが働く街に住んだら〜その3〜

こんにちは。妄想シリーズ「エイトが働く街」、またの名を「二度見の街」、ついに最終回となりました。

最後はすばるくんとまるちゃんの登場です。

あまり目新しいことは思いつきませんでしたが、全員出てくる最後のおまけも合わせてお楽しみください。

繰り返しになりますが、主人公の「私」は息子と夫との3人暮らし。夫の転勤で、5年ぶりに地元の街に戻ってきたという設定です。

今までのお話はこちら。

【ヤスくん・錦戸くん・横山くん編】

【大倉くん・村上くん編】

すばるくんの場合

すばるくんはねえ、ちょっと汚れの入った、肉体労働寄りの仕事が似合うと思う。味園ユニバースの印象もあるかな。

というわけで、ガソリンスタンドの店員にしてみました。

初めて入るスタンド。窓を開けて店員さんにカードを渡そうとして、その顔を二度見した。

ただごとじゃないオーラ。ちょっと話しかけにくい目力を持った美形だ。どう考えてもこんなひなびたスタンドにいるようなビジュアルじゃない。

だけどその尖った美しさとは不似合いな、ゆるく脱力した応対をする彼。

「窓お拭きしていいですか〜」

ありがたくお願いする。小柄な体から細い腕を伸ばして、フロントガラスを丁寧に力強く拭いてくれるその顔を、ついチラチラ見てしまう。

給油が終わってから思い出した。ちょうど、車検の見積もりをお願いしようと思っていたのだ。さっそく彼に話して日時を調整した。

後日子供といっしょに、預けた車を引き取りに行くと、つなぎを着た彼が出てきてくれた。担当者の欄を見ると「渋谷」と書いてある。

「しぶたに、って読みますねん。別にしぶやでもいいですけど」

ややぶっきらぼうなところはあるものの、彼の対応は誠実だった。丁寧に車を見てくれたことがわかる。見積明細書を、油で薄汚れた指でひとつひとつ指しながら説明してくれる。

「…ここはいっぺんディーラーさんに見てもらった方がいいかもですね。リコール対象になってるかもしれないんで」

話している途中で子供が折り紙を持って乱入してくる。じゃましないの、と止めようとすると、

「うわーなにこれ!折り紙めっちゃ上手やん!」

あまりにも素直に驚いてくれるから、いつもは人見知りするうちの子なのに、自然とその折り紙を彼に差し出していた。

「これおっちゃんにくれんの?ありがとー!」

今までのクールな顔から一転、くしゃくしゃの笑顔を見せて子供の頭をなでまわす彼。その予想外の笑顔を見た私、脳みそスパーク。

おっちゃんなんて言葉は、彼のシャープな容貌には一切似合わないけれど、子供に寄り添って語りかけてくれるやさしさは、安心できる大人そのものだった。

そのまま子供の耳元に口を寄せて、声をひそめてささやく彼。

「こういうのはな、次はキレイなおねーちゃんにあげるんやで」

何かよけいなことを言ってる気もするけれど。

「あ、すんませんすんません」

話を車検に戻す彼に、笑いをこらえて話の続きを聞く。

そんなスタンドに、私は通いたい…!!

まるちゃんの場合

そして数日後、スタンドで言われたとおりにカーディーラーへ向かった。

カウンターで受付をしてくれた人に驚く。彼は以前私が担当してもらった営業さんだった。名前は、確か丸山くん。

でもあれから5年経ってるしね、昔の客なんか忘れてるよね…と何も言い出せずに下を向いて手続きをする。

車を見てもらったあと、説明に来てくれたのも彼だった。

私の車は、やはり部分的にリコール対象になっていて、無償で部品交換になることがわかった。スタンドの渋谷くんありがとう、と心の中で感謝したとき、営業の彼が下から顔をのぞきこむようにして言った。

「お客さんって…前に担当させてもらいましたよね…?」

覚えててくれた!!

「やっぱりー、なんやきれいになってたからなかなか言えんくて〜」

さっそく甘い言葉をかけてくる。そうそう、こういう人だった、と苦笑する。

そうか〜あれから5年か〜と彼は指折り数えて、

「あ、お客さんの車、ちょうどこの間新型が出たとこなんです。見てってくださいよ」

店内に展示されてる車を案内してくれる。

「ずいぶん内装も変わったんですよ。そうだ、もし時間あったら、試乗してみません?」

試乗!今の車を買った5年前にも、彼と試乗したことを思い出す。うなずくと、彼は喜んだ。

「やった!5年越しのデートやわ〜」

こいつめ!こいつめ!!内心でジタバタしながら鍵を取りに行く彼を見送る。そうそうそうそう、こういう子だったんだよな〜。

そして私が運転席、彼が助手席に乗って試乗車は出発。新車の匂いに、ほんのり彼の香水の香りもまじる。

覚えててくれてびっくりした、と言うと、

「忘れるわけないやないですか」

とうれしいことを言ってくれる。

「だってお客さん、僕が営業になって初めて取れた契約やったから」

…だよね。そういうことだよね。

あのときからすると彼は5年分成熟した。細かった横顔も体も、厚みを増してたくましくなっている。

「せやけどなんや本物のデートみたいやわ〜」

でもこういうことを不用意に言い出すところはまったく変わらない。

デートだったら私が助手席じゃない?とまぜっかえすと、

「でも僕、女の人にリードされんのも嫌いじゃないですよ?」

いたずらっぽく笑ってこっちを見てくるから、あわてて視線を前方に戻す。そうだった。彼といるといつも変な気持ちにさせられるのだ。そういえば、今の車に決めたのも、彼と試乗したときだったっけ。キケン、キケンだわこの子。

5年ぶりの変な気持ちをもてあましながらアクセルを踏むと、

「あー!!忘れてたー!!」

彼が突然頭を抱えて騒ぎ出した。

「すんません!今すぐ戻ってもらっていいですか?!僕、お客さんと約束してるん忘れてて!わーあと3分やー!」

ここからお店まで10分はかかるよ?!

「そこをなんとかー!!」

5年ぶりの再会は、そんなふうにあわただしく終わった。

「絶対また来てくださいねー!!車検もぜひー!」

戻って自分の車に乗り込む私に、ぶんぶん手を振り続ける彼。いいから早くお客さんのところに、と促すと、何度も頭を下げては振り返り振り返り店内に戻っていった。

お店を後にしながら、胸の中にまだあの変な気持ちの余韻が残っているのを感じる。けして嫌な気分じゃないけど。

…車検…渋谷くんのスタンドと丸山くんのディーラーと、どっちにお願いしよう…。

二人を脳内で見比べて、深いため息をつくのだった。

ってそんな贅沢なことで悩んでみたーい!!


あとがきとおまけ

以上、妄想・エイトの働く街、完結編でした!

すばるくんのオチは錦戸くんと同じ子供ネタしか思いつかなくてジタバタしました。ほんとはもっと下ネタ言わせたかったけど、子供が絡むとだいぶ弱くなるし…。(そこに力を入れるな)

まるちゃんが営業っていうのも、田西くんですでに実証済みなんですよね。

でもこっちの営業まるちゃんは絶対成績いいですよ〜。失敗も多いし、仕事も早いわけじゃないのに、なぜか契約を取ってくる…という不思議な人材。

なぜならみたらしだから!!そして私はそんな彼にみたらされたい!!

思わせぶりな言葉にドキドキして、そしてあっさりかわされてギャフンと言いたい。そんな願望が詰まった妄想でした。

…え?最後だけやたら長い?

気のせい…じゃないです、すみません。

エイトメンバーみんな好きなんですけどね、やっぱりドキドキしたいのはまるちゃんみたいです。願望出ちゃいますね、やっぱり。

でも、裏設定では、彼らみんななんだかんだの縁でつながってます

そして私の最後で最大の願望は、ある日居酒屋で全員集まって飲んでるところに出くわす、というシチュエーション!!

小上がりで飲んでて、隣のグループやたら騒がしいなと思って衝立の向こうをのぞいたら彼らがいるわけです。それからはもう衝立の向こうの彼らの声しか耳に入らなくなる。

酔っ払った小児科医錦戸亮が営業まるちゃんと「俺が最後に食べよ思てたモツ煮込み食ったやろ!」「食ってへんてちょっとしか〜」「食っとるやんか!お前のそういうとこ嫌いや絶対許さん!」と揉めてて、「でもこないだ亮ちゃんマルから新車買うてたやろ、えっらいグレード高いやつ」とコンビニ店員大倉くんにニヤニヤ突っ込まれてて、村上コーチが横山くんに「お前んとこのスーパー仕事帰りにまいんち寄ってんねやけど全っ然お前出てこうへん!」とむくれてて、「何言うてんねんほんま、忙しいんやでこっちも」と横山くんが照れ臭そうにお酒を注いでて、スタンドのすばるくんが美容師ヤスくんに「タトゥー入れたいんやけど」と真顔で相談すると「彫り師の知り合いならおるけどやめときー」とやんわり諭されてる飲み会。わりとリアル。

…はい、もうこの辺にしときます。

ここまでお付き合いいただいた方、本当にありがとうございました。感想もいただけて、とっても嬉しかったです。

それにしてもこんなに妄想が広がるエイトメンバー、ワンダフル!見事なキャラ展開に感謝です!

この週末は、読みかけの小説「破門」を終わらせて、「県庁おもてなし課」を見る予定です。できるかなー。

では今日はこれにてごきげんよう!