まるごと∞まんまるスマイル

丸山くんメインながら、全メンバーこよなく愛でるブログ。惚れたもんだから仕方な〜い。

鮮やかな嘘を愛せる人に〜関ジャニ∞とBUCK-TICKと『グレイテスト・ショーマン』〜

何でもかんでも明るいところに出せばいいってもんじゃない。

影は影のまま、嘘は嘘のままの方がいいことってきっとある。

世界は平板ではなくて、表も裏もある立体だ。

だから面白い。

これは、映画『グレイテスト・ショーマン』の感想であり、私の好きなものへの思いでもあります。

※以下、『グレイテスト・ショーマン』の序盤のストーリーにふれます。一切知りたくない方はご注意ください。

『グレイテスト・ショーマン』とは

『グレイテスト・ショーマン』。イメージ通りのエンタメ作品でした。

ヒュー・ジャックマン演じる主人公バーナムが、ゲイや黒人などの、社会的マイノリティを集めてショーを作るミュージカル映画です。

そのショーは庶民に大ヒットするんだけど、「町から出て行け」と批判も浴びることに。

でもその悪評すら宣伝材料にして、たくましくショーを育てるバーナム。

でもそんな彼もやがて、上流階級にも認められたいという欲が抑えられなくなっていくんです。

影から光へ。

背徳の世界から、美徳の世界へ。

そのときフリークスたちは?バーナムは成功するのか?

ざっくりいってそんなお話です。

ストーリーだけじゃなく、鮮やかな色彩美と心揺さぶる音楽やダンスで楽しませてくれる、圧巻の総合エンターテインメントでした。

そして、見る人を幸せにする、という意味で私は、自分の中の二大勢力、関ジャニ∞とBUCK-TICKを思い出しました。

王道ではなく

関ジャニ∞を、ジャニーズの正統、と言い切ることは難しいはず。

もちろん彼ら自身のステージでは、王道アイドルの顔も見せてくれるんですが、けしてそれだけで世間に認知されてきたわけじゃない。

トークだったりコントだったり、「アイドルなのに」を逆手に取ったパフォーマンスで湧かせてきたのが彼らです。

それはジャニーズアイドル的には邪道といっていいはず。アイドル界の隙間産業パイオニア。

でも彼らは、その中で、バンド演奏という武器も手に入れた。そこが大きい。手に職をつける、っていうとなんだか下世話ですが。正攻法でしか身につかないスキルです。

それがよくて、私みたいな、「ジャニーズ興味なかった層」がよく引っかかってるんですよね。

いいじゃないですか。彼らは自分たちにしかない武器を持ってるんだから、そのまま行けばいい。

だけど彼らも、正統に憧れるときがあるんじゃないか。王道の成功ストーリーをつかみたくなるときがあるんじゃないか。

たとえば海外進出とか。

そう考えると、ちょっと複雑な気持ちになります。

応援したい気持ちと、なんともいえない不安。

『グレイテスト・ショーマン』のバーナムは、幸せにするはずだった妻や娘たちを忘れて成功を求めた。

エイトの彼らは、ずっと見守ってきたエイターを忘れることはないと思うけれど。

でも、映画で人間のあくなき欲望を見た気がして、今は少し不安な気持ちです。

今日、子供の幼稚園行事を見に行ったら、全園児が「がむしゃら行進曲」で踊ってたんですよ。サビのところで「ハイハイハイ!」って元気に声上げながら。

みんなてんでバラバラのダンスだったけど、その光景がとても楽しそうで。美しくて。

「こぶしあげ〜!」っていう丸ちゃんの声が響いたとき、じわっと涙が出てきちゃいました。

エイトの皆さんに見せてあげたかったなぁ。

あまり遠くを見過ぎないで。近いところでも、もっとたくさんの笑顔を作れるよ。

そうセンチメンタルになる反面、エイトが歩んでるのは王道ではなく覇道なんだ、っていう強気な信頼もあったりするんですけどね。

5年半ぶりの地上波

一方でBUCK-TICKさんですが、彼らは結果的に、地上波という王道から途中下車した感があります。

デビューから10作、すべてオリコンチャートの10位以内に入り、かつてはMステなどの音楽番組に頻繁に出ていた彼らですが、今はライブ中心の活動に。

ちなみに現在までのシングル35作で、最高順位20位以下だったのは4曲のみ。今調べて驚いた。

デビュー30周年という数字はもちろん、実績を見てもかなり着実な活動をしてるんですね。

でもテレビに出てないと「まだやってたの?!」と言われるのが現実。うん、もう慣れた(強がり)。

そんな彼らが、先日5年半ぶりに地上波の音楽番組に出ました。フジの「Love music」で新曲を1曲披露。

久々に夜ふかししてテレビの前で正座で待ちました。

そのパフォーマンスは、30年のキャリアにしてめちゃくちゃ緊張してたのがわかりましたが(笑)、とてもよかった。

曲の美しさ、世界観、唯一無二の彼ららしさをとっくり見せてくれました。

でも。テレビで見る彼らはやっぱりなんか違う。

虚構こそが真実

どのアーティストのファンも同じことをいうと思いますが。

ライブの彼らの方が数百倍いいんですよ。

それは、照明による魔法かもしれない。大がかりな舞台セットによる世界観の構築のおかげかもしれない。

何より、そこにいるファンの熱気や情熱の錯覚かもしれない。

でも、彼らは、いつもステージで、いっときの非日常を、異世界を見せてくれることを生業としてるんです。

ほんの2時間ばかり、むせるように甘美で、残酷で、鮮烈な夢を見せて、そしてまた日常にそっと送り出してくれる。

どんな魔法や錯覚があろうと、それが彼らの真実の姿なんじゃないかなと思うんです。

美しくだます。

嘘こそ真実。

それは、必ずしも地上波の限られた時間で届けきれるものではないなと。

WOWOWでやってくれる、ライブ放送クラスだといいんですけどね。

…ああ、当たり前のこと言ってますねー。

だってね、不安なんですよ。今度はBUCK-TICKさんたち、「バズリズム」に出るんですよ。

トークがあるんですよ!!

もうとっくに収録済みなんですけど。私全然情報入れてないんで、何も知らないんです。

西川さんは隣にいてくれるんですかね?助けてくれるんですかね?(BUCK-TICKにとっての西川貴教氏は、エイトでいうなら横山さん的存在)

ああああああ心配だ…。「我はバベル」に何を語らせようというんだ…。今井さんは目を合わせてくれるのか…。

私の思い込みかもしれないけど、彼らは安室ちゃん同様、「何か面白いことを喋らなきゃ」プレッシャーが嫌で地上波から降りた人たちでもあると思うんで、勝手に心配してます。

関ジャムに出てほしいとずっと思ってたくせに、バズリズムですらこれですよ。ファンってめんどくさい。

以上、最終的に感情乱れまくりになりましたが、要は、闇は闇のままでいいこともあるって話です。

だからもしかしたら、関ジャニ∞が、かっこいい姿はステージだけのものにしておくのも、ひとつの正解なのかもしれませんね。

やっぱり、プロ意識を持って、色鮮やかな虚構で楽しませてくれるのがエンターテイメントだと私は思ってます。

それをニセモノと糾弾するのは野暮。

だから、そういう考えに共感なさる方には、映画『グレイテスト・ショーマン』はものすごくオススメ。

そして、異世界からやってきて30年は経つのにまだ人間界にとまどっているBUCK-TICKおじさんたちの勇姿も、バズリズムでちらっと見届けていただけたら幸いです。3月2日深夜放送!よろしくお願いします!

と最後にちょろっと宣伝して今日はこれにて!

※映画には、マイノリティの明るいところに出られない心の痛みも描かれていますが、そこを肯定しているわけではありません。あくまでもエンターテインメントの見せ方に限っての話ということをご了承ください。