どうもですみはるです。
関ジャニ∞の「罪と夏」、初回限定盤のみフラゲしまして、DVD以外は一通り聞いたとこであります。が、今日は一言だけ。
CDは音がいいぞ!!
ちょっとでも迷ってたら買いましょう!CDいいよ!
3種買え!とゴリ押しはしないけど、どれも中身が違うからなあ…。初回限定盤に限ってどっちか選べと言われたら私ならAかなあ…。私は通常版のみ明日店頭で買うつもりなんで。
ハッ!全然一言で終わってない!
これ以上語り過ぎる前に、取り急ぎ先日の関ジャムについて!
逆説的プロモーション
番組冒頭から、吉田美和をたたえるだけの内容にはしたくない、という大胆な中村さんの言葉。すでにそこでツカミはばっちりでした。
中村さんってすごいプロデューサーだよなぁ。
ドリカムはもはや知らない人のいないビッグネームだけど、長い活動の中音楽シーンが移り変わり、それでもなお一線に立ち続けたいという野心を失ってない。
そのためには、普通じゃダメだと。
吉田美和が天才的であることを正面から打ち出していくだけでは目新しさがない、視聴者を引っ張り続けることはできない。しかも本人はプロモーション活動に非協力的である笑、ならば自分にしか語れない、外には出ていない彼女をリアルに語ろう。
アーティストを神格化する時代は終わった。
プロモーションの観点から、彼はそう判断したんじゃないかと思います。むしろ生々しい人間的な面を。完璧じゃない部分を出すことでリアリティを。
でもただバッシングする、いわゆるdisるのではなく、彼女との確執を正直に語ることで、逆に彼女の音楽的才能への揺るぎない敬意が浮き彫りになるという算段。
中村さんのあのアルカイックスマイルの下には、とんでもない天才と歩んできたゆえの、様々な感情が潜んでるんだと思うとそれだけでドラマチック。
尊敬、畏怖、嫉妬、無力感、敗北感、闘志、野心、愛情…。
古い映画ですが、私は「アマデウス」を思い出しました。天衣無縫の天才モーツァルトの力を見せつけられた宮廷音楽家サリエリの苦悩。
いや、中村さんはそこまで鬱ではなく、もっとリアリストでタフだと思いますがね。音楽家としてだけじゃなく、プロデュースする立場も手に入れたわけですから。
「それで食ってますから」
という一言には彼のしたたかな自信がにじんでます。そのあとの「しょうがない」っていうのも、いろんな歴史を飲み込んで、全部受け止めたからこその言葉なんだろうなあ。かっこいいぜ。
こういうの見ると、そんな中村さんが全面的に推している吉田美和の天才ぶりもひしひしと伝わってきます。(余談ですが、「サンキュ.」のリズムのへんてこさは、当時カラオケで歌い倒した私もどうにも納得いかなかったのですが、中村さんもそうだったんだ!とすっきりしました。アカペラで吉田さんが作ったからこそだったんだなあ。凡人には絶対作れない)
「吉田の歌が世の中に伝わってほしい」
「テレビから吉田の歌が聞こえてほしい」
そんな熱意のプロモーションの場に、この関ジャムを選んでもらえたのは光栄。
中村正人さんと言えば、エイトがゲストで呼ばれた番組LIVE MONSTERが、私がファンになって間もないころでもあって、とても印象に残っています。
当時あまり触れられなかったエイトの音楽面の話題を振ってくれて、同じベーシストとして丸山くんにベースのことを聞いてくれたのでした。そのとき丸山くんも「こういう話していいの?」と戸惑いながらも嬉しそうに話してたのが印象的。
だから今回丸山くんがいなかったのはとってもとっても残念だったのだけど、マクベスシフトだからしかたないか…。いつかまた二度目の共演があることをお星さまに願っておきます。
聞き上手なエイトメンバー
最近、ゲストが真ん中、その左右にメンバーが分かれて座る形式の回は間違いないなと思ってます。あれって車座に近い感覚で、ゲストも話しやすいんじゃないかな。
そしてその形がうまくいくのは、エイトがとっても聞き上手だからだと思うんです。
これ、ファンじゃない人は、逆のイメージを持ってるんじゃないかなあ。ガツガツ前に出て行ってカメラアピールが強いイメージ。実際音楽番組に出るとそういう面が強く出る。(それもお仕事のうちなんだろうと思う)
でも、こうして関ジャムで番組ホストに回ると、非常に控えめ。
ポイントポイントで的確に「ゲストに聞きたいこと」を挟むけれど、けして「それにまつわる自分のこと」を語ろうとしゃしゃり出ることはない。だからゲストの話の腰が折られることなく、スムーズに話が進むんですよね。
でもそれでも一言一言に個性は表れてまして。
白黒つけたい錦戸くん
吉田さんのソロ活動で結局中村さんにプロデュースが回ってきて、中村さんが「はあ?!」と思ったという話で、
「ゆったんですかちゃんと、『はあ?!』って」
と確認する錦戸くん。白黒はっきりさせたい彼らしいツッコミ。彼は無駄に盛ることを許さない笑
ほかに、吉田さんがアカペラで曲を作ってくるという話では、
「そのアカペラに対して、キーであったりを探してコードを当てていくんですか」
前のコブクロ回でもパソコンで作曲することに質問したりしてて、錦戸くんが作曲や編曲に興味を持って聞いているのがよくわかります。
一撃必殺のすばるくん
すばるくん、トークでは静かでしたねー。ときおり足をばたつかせて喜んでるのがたまらなくかわいかった!(赤ちゃんか)
吉田さんのソロ活動について、ドリカムは終わるかもしれないと思ったというきわどい話が出たんですけど、ここでもすばるくんのソロにはふれられなかった。
むろん、すばるくんが独立の意思を強く否定するのはわかりきってるんですけど、だからこそきっと村上くんは振らなかったし、すばるくんもあえて自分から話をしなかったんだろうなと。ここでも全面的にゲストを立てようとする姿勢が透けて見えます。(だから芸人さんに話をふるのは村上くんにとって余計なお仕事であるような気がしてならないんですよね。芸人さんは自己アピールもお仕事だから、どうしてもコンセプトが矛盾する)
そんな彼ですが、一言の威力がすごい。大阪LOVERの収録がこのトークの後だったら、
「肛門取れてました」
なんすかそれ笑
多分、ちびってた的なことを言いたくて、その最上級の表現を瞬時に模索した結果こうなったんじゃないかな。にしたってなかなか出てこないよこれ笑
なんでも知ってるヤスくん
ヤスくんドリカムも好きなのね!なんでも知ってるね!!毎度ながらヤスくんの音楽雑食性には脱帽です。音楽そのものが好きなんだなあ。
そんな彼にも、確か音楽の神様がいますよね?
突然曲が降ってくる瞬間があって、吉田さんも同じなんですね、よかった!とホッとする場面がLIVE MONSTER であったと思うんですよ。
でもやっぱりヤスくんも今回は「僕も僕もー!」とはならず。むろん村上くんも話を振らず。
エイトが主役なんじゃない、ゲストが主役っていうラインをけして譲らない、鉄壁のディフェンス陣です。
こういうの見てると、ガツガツ前に出たい、押しの強い関西イメージとは真逆の空気読みまくり感が感じられて、こういう彼らの姿も浸透していけばいいなあと思います。
セッション「大阪LOVER」
まずね、錦戸くんのウィスパーボイスで始まるのは卑怯。腰くだけた。
そして久々のすばるくんのメインボーカル。これいつ以来?!アレキサンドロス以来?!(間違ってるかも)もしそうだとしたらおよそ2ヶ月ぶりくらいです。
とにかくすばるくんはニコニコ明るく楽しそうに歌ってればよし!とこっちものどかに聞いてたんですが、突然胸をわしづかみにしてくるから油断ならないのが渋谷すばる。私の場合は、
東京タワーだって
あなたと見る通天閣にはかなわへんよ
ここにやられた。「かなわへんよ」の「な」ね!切ない!!ぎゅーっとくる。
でもね、今回のセッションは、歌い手じゃなく曲のよさが主役だったと思う。
本家の大阪LOVERも某所で見てきたんだけど、やっぱり本家は本家で吉田美和さんの魅力にあふれてる。サビのコーラスも女性で、吉田さんのイメージを壊さない感じで。
でも今回はヤスくん錦戸くんのコーラスがすごく主張強くて、厚みがあって、ううううなんていうかとにかく男前!!
大倉くんのドラムもかっこよかったよー!
この全員が輪を描くような配置、大倉くんもみんなの表情を見られるし、それを見てる大倉くんの表情をこっちも見られるし、大倉くんすんごいきれいな顔してるし。(最近毎回べた褒め)
バンドサウンドも全体的に男性的な力強いセッションでした。
しかし、繰り返して見れば見るほどすばるくんにきゅーんと来るんだよ結局。どうしてくれるんだすばるくん。
あ、そうそう、私としてはメインボーカルヤスくんバージョンも聞きたかったな〜。絶対破壊力大きいと思うんだよね。女性目線歌詞、ヤスくんすごくやさしく歌いあげるから、絶対!と追記しておく。
というわけで関ジャム、前番組のおかげもあるかもだけど、またも番組最高視聴率をマークしたらしいので、これからも楽しくマジメな本音の聞ける音楽番組でいってほしいです。
ほーら通販コーナーなんかいらないんだって!笑