まるごと∞まんまるスマイル

「あー面白かった!」を書き残すブログ

【モンテ・クリスト伯】最終回見どころ5選

先日、ドラマ「モンテ・クリスト伯」が最終回を迎えました。

最後は2時間スペシャルにも関わらず、息つく間もない怒濤の展開でラストを迎えました。

少し遅くなりましたが、今日はその見どころについて、独断と偏見まみれで語ります。

配役の成功

振り返れば、全キャストが見事なはまり役でした。

第一回、漁師姿が似合わなすぎるディーン・フジオカには「あちゃー…」としか思いませんでしたが、回を重ねることに貫禄が付き、超然とした態度、底知れないふるまいが板に付き、最終的には「さすが伯爵!!」と喝采を送るまでになりました。

ドラマでは伯爵じゃないけれど、でも話が進むにつれ、伯爵然としたあの非現実的なたたずまい、ざっくりいってすごいお金持ちっぽさ(ざっくりしすぎ)が似合う似合う。

とりあえず、仕立てのいい三つ揃いのスーツとヒゲが似合って、なおかつそこはかとないうさんくささの漂うノーブルな紳士、それがおディーン様でした。合掌。

稲森いずみさんも後半に向けてどんどんイキイキしてきて、女のたくましさを見せてくれたし、伊武雅刀おじいちゃんも、目だけの演技であれだけの悲壮感、切迫感を見せてくれるのはさすがとしかいいようがありません。あとは立ち上がってさえくれれば…ウソです。

日本全土が応援した信一朗、未蘭カップルを演じた高杉真宙岸井ゆきのペアははピュアでさわやかだったし、忘れちゃいけないヒロイン、すみれを演じた山本美月嬢も、どこか西欧風の硬質な顔立ちが宗教画のように美しく、最後まで高潔な印象を崩しませんでした。

見どころ5選

クズな幸男

真海邸に侵入し、ワインを飲んだくれる幸男。

ここ、よかったですねえ…。

「俺はもう終わったよ。全部なくした。もうどうなってもいいよ」

と死んだ目で吐き捨てて、ワインをあおるやさぐれ幸男。

そして、ここまで語られなかった心の内をついに告白します。

「暖ちゃんに初めて会ったとき、やばいって思った。すみれは絶対こいつのこと好きになる。直感ってやつかな」

ここまでは自嘲っぽく、薄く笑みを浮かべているのですが、

「ずっとあいつには勝てなかった」

ここで目線を落としてから一気に闇モード炸裂です。

「いなくなって、すみれ取り戻して、結婚してからもずっと負けてた」

で、眉をあげて悟ったように冷ややかに言う。

「だから最後にケリつけんだよ」

おおおおおお!!!見事なこじらせ感!!!

かつては貴族然として見えた前髪のカールも、今はだらしなく見え、無精ひげ、すすけた色の服で大きなグラスで高級そうなワインをあおる姿は、まさに堕落!!人間の闇!!

ひどく生々しい人間らしさを感じさせます。大倉忠義ブラボー。

そのあと、

「いざとなればこうする」

とコルクナイフを出して脅したと思ったらすぐによろめいて倒れたので、普通に、

コラコラ大倉くん 幸男、飲み過ぎ!!

とあきれたもんですが、エデに一服盛られてましたね。

いやほんとに、ただの酔っぱらいだと思った。それくらい倒れ方が自然で、それまでのクダの巻き方も完璧でした!!

こういうクズな大倉くん、いや幸男、もーーーーーーっと見たかったな!!

あと関係ないけど、エデが幸男を黒い結束バンドでいすに拘束したとき、私の頭の中で満島ひかりの「けっそーーーーく!!!」が力強く響きわたりました。…『監獄のお姫さま』見た方伝わります?

食べる瑛理奈に吐く瑛理奈

ああ、彼女も最高だった。

山口紗弥加さん演じる、瑛理奈のようすがおかしくなってきたあたりから、このドラマは俄然目が離せなくなってきたのでした。

最終回も、冒頭からトバしてました。

デキる主婦よろしくテキパキ全部説明しながら、おじいちゃんを毒殺するべくハッスルしていた彼女。

そこからもうドラマに引き込まれずにいられませんでしたが、特筆すべきはドラマ中盤。CM込みでちょうど開始後59分のあたりで彼女が仕掛けます。

ご機嫌で3人分の目玉焼きを作りながら、スマホのメールを確認した瑛理奈。

表情を堅くして、色とりどりのミニトマトの中から一つをとって口に入れます。

その赤い一粒をゆーっくり指先で口に押し込むんですが、そのときの、目!!

ありえないほど見開いた目!!

完全にホラーです。楳図かずおです。

ちょっと画像出せませんもんこわすぎて。

ひとっことも台詞がないのに、絶対に忘れられないワンシーン。狂気みなぎる熱演でした。

こうして中だるみしがちな中盤の手綱をがっつり締め直したわけです。

やり手よのぉ…。

そのスマホのメールは、夫入間に、留美との間の隠し子がいる、というかなりデカい太字ゴシックな内容だったのですが、帰ってきた入間にそのことを詰め寄り、逆に入間に毒殺のことを問いつめられます。

そして入間と瑛理奈の大迫力大絶叫の言い合い

入間が去ってから、ガラスに向かう瑛理奈の横顔の反対側で、ありえない量の涙がボロボロと落ちるのも驚きです。もう瑛理奈マジック、何が起きてもおかしくない。

そして留美の「勝訴!」を挟んで、瑛理奈圧巻の最期へ。

入間が帰ってから、すでに様子がおかしい。冷や汗、頬の紅潮、震え、動悸息切れめまい。完全に異状オンパレードです。

特に入間に「いっしょにきてくれないか」と抱きすくめられたときの顔がこわーーーい!!アイメイクこわーーーーい!!

ちょっとこの辺、画像出せませんもんこわすぎて。(2回目)山口紗弥加さん本来の美しさをここまで捨ててくるとは…。

そして、前回のトラウマ、未蘭ちゃんの白目でゲボを越える凄惨なシーン。

唇から三筋の鮮血を垂れ流したかと思うと、やおら窓にかけより、窓ガラスのしかも上方へと全力で吐血!! ドバッ!!

ええええええ!!!

なんか、いろんな意味であっけにとられました。

量とか、勢いとか、角度とか、なんかもろもろ…。

いやほんとすごい。ここまでで、瑛理奈は常に予想の斜め上を行くとわかってたけど、ほんとに窓ガラスの斜め上に血を飛ばすとは思わなんだ。

瑛理奈様、一人ホラー担当、本当におつかれさまでした。ありがとうございました。あなたのことは忘れません! いや忘れられません!!

穴掘り入間

そして入間は、こっそりおじいちゃんのお部屋で待機してた真海に追いつめられ、ついに壊れます。

そして何を思ったか、庭に出て、穴を掘り始めたー!!!

2度も息子を土に埋めた入間。2度も取り返しのつかない罪を犯した入間。

うん、入間にも罪悪感はあったんだね、それがとめどなくあふれた結果、埋めてしまった自分の過去を掘り起こすという行動に出たんだね。

なんとなく理屈はわかる。

わかるけど違うよーーー!!!

盛大に血を吐いて死んだ瑛理奈、穴を掘る入間、その悲惨な光景を見せつけられるおじいちゃん、穴を掘る入間。そして泣きもせず尋常じゃない目のエイトくん、そして穴を掘る入間。

だから入間しっかり!!!

いやー悲劇ですよ。とんでもない悲劇。

わかってるんですけどね、ここまでの流れが怒濤すぎて、さんざん土に埋めてた入間がさんざん土を掘り返している異常性に私は笑うしかなくて、そこだけ見た夫に説明を求められたんですが、とてもとても簡潔な説明は無理でした。

あのすごさはあの流れで見た人にしかわかりませんよね…。

私、最初の頃は、心の中で、入間じゃなく特命係長って呼んでましたが(古い)、いつのまにかすっかり入間呼びしてました。

高橋克典さん、ブログもこまめな更新ありがとうございました!

土屋大活躍

最初からしびれましたよ。

信一朗が真海につかみかかっているとき、

「いずれ、私は罰を受けるでしょう」

と言う真海に、涙ぐんで目を伏せる土屋ね。

「土屋!お客様がお帰りだ」

と言われて、

「は」

と短く答えて信一朗を引きはがして、連れて行く土屋。(「は」ってのも今なかなか聞かないよ!!)

そのとき土屋も泣いてましたからね!! しかもそれを真海さんに見せないよう顔を伏せるいじらしさ!!

そしてシンガポールに今度連れて行ってやると真海に言われて、うれしそうな土屋!

休暇前の最後の仕事だと言われ、かたく表情をひきしめる土屋!

そして安堂完治が埋められるところ、もう私は心で叫びましたよね。

「早く!! 急いで土屋ーー!!」

そして案の定駆けつけてくれるデキる執事土屋。掘り返すのはまかせろの土屋。ああ土屋がいてくれて助かった。(寺角センパイを掘り起こしたのも土屋でしたっけ? 苦労かけたね土屋…)

土屋はその後、病室で安堂完治の枕元にずっと付き添ってくれます。ありがとう土屋。(もう自分の立場がわからない)

エデからシンガポールエアラインのチケットを受け取って、それ以上のことを感じ取った察しのいい土屋。

うん。土屋だけは信じられる

以上、よくわからないうちに土屋に全幅の信頼を寄せていた私でした。

全力で土屋推し。

そして最後は、テレビ越しの真海さんに敬礼!の土屋。ああけなげ…。

土屋を演じた三浦誠己さんも、おつかれさまでした!

パンイチかぐにぃ

かぐにぃ、前話から晩餐会までずーっとパンツ一丁でしたね…。ズボン履かせてもらえなかった…。ずーっと足スースーしてた…。

そのパンイチ演出も含めて、かぐにぃは最後まで俗物で、浅はかで、権力にすぐ媚びる愚かさを見せつけてくれました。

そして真海主催の最後の晩餐会では、口火をきって真海への恨みをぶっちゃけた。忘れてたと言うところまで含めて真海への侮辱です。

そのあとの傍観者としての呆けた表情も、解放されてこそこそと逃げ出すさまも、小物感全開ですばらしかった。

新井浩文さん最高です。

結果的に、そのみっともない姿があったから、どこまでも冷酷に、哀れむように見下す真海が際立ちました。

そのおかげもあって、真海が自分で火を放つ、超人的とした態度に説得力が出たと思います。

ちなみに新井さんがツイートしてた、過去の恥ずかしい動画を見せられるの最高の拷問、にも同意しかありません。

新井さんのモンクリ実況ツイが見られなくなるのも悲しい…。

最後に

とにかく、ラストの2時間、一瞬も油断できない怒濤の展開でした。

ラストに向けての数話が特にすごかったんですよね。あのジェットコースターぶり。そして演技と演技のぶつかり合い。

面白いドラマでした…。

ただ、ラストシーンは賛否両論なようで。

私はわりとすんなり受け止めたんですが、確かに気になる部分もあったので、翌日、簡易版ですが原作を読みました。

それでわかったことを、次にまとめたいと思います。

では本日はこれにて!


その後書きました↓