まるごと∞まんまるスマイル

丸山くんメインながら、全メンバーこよなく愛でるブログ。惚れたもんだから仕方な〜い。

泥だらけの絆〜「音楽と人」2017/8月号〜

短い問いに返される濃厚な答え。

興奮しながら読みました。「音楽と人」関ジャニ∞初表紙号。

前号で、メトロックのリハからの密着取材をしてくれたからこその信頼関係のたまものだと思います。

取材はメンバー多忙のため、バラバラの時間と場所で行われたとのこと。

各メンバー、予定調和のない、率直な思いを語ってくれたという印象です。

それぞれに主張するところが違ったり、逆に言葉を替えながら同じことを語ってくれていたり。

って、ここまで書いたところで「ウチの夫は仕事ができない」を見始め、見終わった今、ちょっと動悸がおさまらないんですが、とりあえずこっちの続きを書きます。

自分の言葉で伝えたい

トップバッターは錦戸くん。薄い無精ひげに、ややにらみをきかせたワイルドな目線のショット。

自分で何か発信したいか?ときかれたときには、アイドルだからなんでも言えるわけじゃない、と答えつつも、最終的にはガンガンいこうぜ的なのが面白いです。

もっとバンドをやりたいし、自分の言葉で伝えたい。歌唱力がそんなにあるわけじゃないんだから、そんなヤツが何かを伝えるとしたら、自分の中にある情熱や真剣な思いしかないでしょ?

おっふ、熱い。いい!

もちろん、立場上、気持ちをストレートに表現できないのも本当だろうけど、でもその建前とは裏腹の、抑えがたい本音があふれ出てます。爆発寸前というか。

7/6のレンジャーでも、やる気が彼の中でうなりをあげて収まりがつかない感じだったので、このどうしようもなく仕事ができる男は、まだまだ何かやってくれるんだと思います。

まったく、神様は彼に二物も三物も与えすぎだ!ありがとう!!

あの人より気持ちよく

丸ちゃん、ゆるく腰に手を当てて、余裕のある微笑で写ってます。男前。

えーっと、この取材がメトロックの2日後ってことは、この日の夜に丸ちゃんは何かを4本空けてメンバー全員に「ベースソロ間違えてごめんなさい」メールを送ったってことでしょうか。

丸ちゃん…こじらせ真っ最中だな…。そこがいいんだけども。

でもこのタイミングの取材ってのは絶妙だったと思います。人間、順風満帆のときより、何かにつまづいてるときの方が言うこと面白いですもんね。(ドS)

案の定、こじらせ丸ちゃんは自分の人格形成を幼少時にまでさかのぼって語ってくれました。

僕、長男なんで、親がすごい手塩にかけて育ててくれたんですよ。ちゃんとした子供にせな、って。でも人間って、そうされるほど歪むじゃないですか。

その結果、プレッシャーに弱い人間になってしまったと。

ここ、一人の親としてドッキーン!!

ああ、うちの長男も失敗をおそれて何もできなくなるタイプだわ…。顔は丸ちゃんレベルにはほど遠いけど…。

でも丸ちゃんは、そんな自分も受け止めて、そんな未熟な人間なのに、という強みを手に入れたと。

そうかそうか、がんばれうちの長男!丸ちゃんは面白いだけじゃないんだ、丸ちゃんを見習え!

そしてベースを好きになった理由がまた濃かったです。

(すばるくんの歌に感動して)もっとこの人をちゃんと支えて、自由に唄える音を出したいなと思ったし、彼が昔やってたバンドのベースにちょっと嫉妬して、あの人より気持ち良く唄ってもらえてるかな、と思った。

この「あの人より気持ち良く」の部分!歪んでるね!!(笑)

不安や卑屈をべったり敷き詰めた上で、粘っこく首をもたげる鬱屈した自己主張(笑)。いいなあ。

でも、これこそがまるちゃんのすばるくん愛の原点なんだと思うと、実に感慨深いです。

しかも、そんないたいけな気持ちをネタにしちゃうあたり、その旺盛すぎるサービス精神に、もう丸ちゃんたら…!とハンカチくわえてキーッな気分になります。

バンドってどこが面白いかと訊かれて、答えが錦戸くんときれいにリンクしているところも見所です。

好きになりすぎない

村上くん。目線を横に流したクールな男の色気。この写真好き!

メンバーと楽曲の距離感が縮まったと言われて、

でも僕は、近づきすぎたらあかんなとも、どこかで思ってたりもしますけどね。

好きになり過ぎてしまうと、気づかないうちに難しいものになって、お客さんを置いてけぼりにしてしまうので。

こういう俯瞰した見方を意識してるのはとっても彼らしい。ズブズブの関係を避け、客観的に判断したい、MC的立ち位置だなあと思う。

かと思えば、

(渋谷すばるは)音楽に愛された人ですよ。

はいズブズブ(笑)。まあリスペクトですけども。

そんな、ズブズブになりたくない村上くんのような人でもハマってしまうのがすばる沼なんだろうな。人生の半分にあたるほどの長い時間を経てもなお変わらず圧倒的なカリスマ性。

いつだってそうでした

横山くん。きれいな横顔ショット。下唇のライン指先でなぞりたくなる。

彼の話でいちばん好きなのは、

僕らは足並み揃えて、一緒のベクトルに向かってやらなきゃいけないんです。いつだってそうでした。

「やらなきゃいけない」っていう義務感はものすごく長男気質。

でも、そうやって自分に課したハードルを乗り越えたことで身につけた自信が「いつだってそうでした」という短い言葉に凝縮されている気がします。

バンドでやることに拘りすぎて、視野が狭くなるのはよくないな、とは思ってます。

こちらも村上くんと並ぶ俯瞰志向。さすが。

どうやら忙しいみたい

大倉ヴァレンティン(ですよね??)。うすらヒゲ、けだるい目元。無造作にはねる毛先。腕から血管、指の関節の骨がセクシー。

彼は熱い男ですよね。あんなにしれっとクールな貴族的風貌なのに、炭火のようにジリジリと絶えず燃え続けるハングリー精神。

デビュー当初の番組ディレクターに露骨に軽く扱われたエピソードを話してくれてますが、こういう悔しい系の話はほかにもわんさと持ってそう。そしてけっこうその相手のこと忘れてなさそう(笑)。いいぞ!

そして現実もちゃんと見てて、ユーモアまじりに答えるところが素敵です。

全部自分たちの曲でアルバムを作ってみたいかと訊かれて、

それも時間があったらやってみたいんですけど……どうやら僕ら、忙しいみたいなんですよ(笑)

まさに冷静と情熱のあいだ。でもほんとそうだよねえ。要求されるものが多すぎる人たちだもの。

そして、「どこかに枯渇感がないとダメ」というのはヤスくんとリンクしてるのですが、使い方がちょっと違うのがまた興味深いのです。詳細はヤスくんのところで。

昔の自分のようなみんなへ

すばるくん。少し斜めに傾けた顔なのに、率直にこっちに向けるまなざしがストレート。

熱いなあ。熱い。

これは私にとって、インタビュアー氏の解釈が刺さりました。

「生きろ」は「最近の若い人たち」に向けたメッセージだというすばるさんの言葉を受けて、

そのメッセージは昔(中略)悶々としてた渋谷さん自身に向けられた気がします。

そっかー。「最近の若い人たち」っていうときは実は過去の自分を投影してることもあるのかもしれない。すばるくんのみならず。

アルバム全部を自分たちで作りたいか、と訊かれて、絶対したいとは思わない、としながらも、

でもほかのメンバーが曲を作りたくなって、そこにあふれる自分の思いや熱量があるなら、是非やればいいと思う。

錦戸さん!!呼ばれてますよ!あおられてますよ!ここまで風来るみたいに!(byえげつない)

いつも枯渇してる

いちばんヘビーだと思ったのはヤスくんでした。収録3本終えた後の取材だったから、疲れもあったのかな。

そして写真にいちばん色気があるのもヤスくん。ジャケット半脱ぎで肩越しに後ろに視線を流す、ってもはや花魁。つんと上げた気位の高そうな眉尻もますます花魁。いいね〜葛藤を抱えてると思うとますます色気がにじむね〜。

さて内容ですが、アイドルとして、グループの一員として、そして個人として、からみにからんだ葛藤と選択を繰り返して、いつも達成感を得られないというほぼ独白に近い語り。

壷に穴が空いてるみたいに、何かの達成感でいっぱいに満たしても、下からどんどん漏れていく。いつも枯渇してる。

文学です。

枯渇、というキーワードは大倉くんとリンクしているけど、大倉くんは要求されるものに応えきれない、という対外的な意味で、ヤスくんは自分が達成感を得られない、という内省的な意味で使っている気がします。

彼にはアイドルであり、関ジャニ∞であり、そして安田章大であり、という3つの、もしくはそれ以上の立場があって、そのうちのどれかを満足させても、残りの立場は満足させられない。その複雑なジレンマに真正面から向き合ってる姿がイメージとして浮かびます。

楽しさが伝わればそれでいい、と言いながら、実は個人的メッセージが秘められてると言ってみたり。

矛盾のまっただ中にいるヤスくん。

30代って、そうだよね。がむしゃらに夢を追いかける青い時代は終わって、仕事の重みを感じ、自らの人生を省みるとき。きっとこれは大切な葛藤なんだと思う。

仕事を仕事としてやってない感じになりたいですね。

これは、CDTVでも近いことを言っていたけど、仕事を楽しむのが一番難しいことかもしれないという思いからだったんですね。確かに、仕事熱心な人ほど楽しむのが難しいときがあるかも。

この7人だったら、きっとできると思う。だってさっきも言いましたけど、僕らはいろんな感情をともにしてきたんですから。

こんなふうに、悔しさ、悲しさの歴史があるから今があるし、未来がある、とメンバーの多くが語ってきました。

でもそれは某何時間テレビでうたわれるような安易に美化した「絆」ではなく、私にはむしろ、しがみついて、歯をくいしばって立ち上がるための、泥臭いよりどころに感じました。

絆って、美しくないから残る、そういうものなのかもしれない。

最後に

ジャニーズが音楽雑誌の巻頭を飾るということは、実際のところ、いろんな大人の事情や思惑が絡んでいるのかもしれません。

だけどそれでもいいと思います。

私はバンド活動が関ジャニ∞のすべてだとはもちろん思っていないけれど、注目されるきっかけとしてはとても嬉しいし、誇らしいです。彼らが情熱を持って真剣に取り組んできた結果だとわかるだから。

それがきっかけで音楽雑誌を買う人もいれば。それをきっかけで関ジャニ∞を知る人もいるだろうし。

この雑誌もたくさん売れればいいなぁと思います。

というわけで、もしまだ買ってない方がいらっしゃったら、ぜひお買い上げの上、目を通してみることをオススメします。

ここまで、あれこれ文章を引用してきましたが、本筋に全然触れてなかったり、あえて書かなかった部分もあるし、もちろんその何十倍も本文は興味深いです。必読です。

そしてインタビューのあとのEditor’s Fileという文章が、テレビの明るいイメージとはかけ離れた重いメッセージ性に言及して、非常に熱がこもってます。最後の一文がやたらかっこいい。これも必読。

うわ!気づいたらやたら長かった!道理で眠い!寝ます!ではこれにて!


…このシルエットもいい加減…ねぇ?