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おっさんずラブ第6話感想 前編

もうね、何度、見ても、つらい!

おっさんずラブ第6話、先日リアルタイムで見てました。

直前までかなり眠くて、今日はダメかもと思ったけど、始まってものの数十秒で眠気完全に吹っ飛びました。

いやねー、第5話が私的にはやや失速を感じてたんですよ。でもまあこんなものかな、片思いのうちがいちばん盛り上がるものだからな、逃げ恥もそんなとこがあったしな、あとは最終話までしっかり見届けるかな、とか思ってたんですが。

その油断してる足元をすくわれた。

話はまったく予想のつかないジェットコースターで、 上がって下がってまた上がったと思ったらどん底に突き落とされて最後にカオス、っていうドS展開

見終わってからしばらく興奮冷めやらず、そのまま副音声をもういっぺん見直してからやっと寝て日曜めっちゃ寝不足。

それから火曜の夜になってまだ見てなかった夫と一緒に見たんですが、3回目にしてまたつらくなって見終わってしばらくしょんぼりしてました。

で、今4回目に突入してます。

タイトル、感想の前編ってなんだ、って話ですけど、興奮をいちいち書きつづつてたら書き終わる前にタイムアップになってしまいました。

カミングアウト不発

冒頭のカミングアウト、まず部長の演技がすばらしい。

あの1秒ごとに変化する表情筋。やけっぱちのブラボー。こわばった顔を残したまま部屋に戻る姿。その後のこめかみに血管浮き上がらせての声を殺した号泣。吉田鋼太郎氏渾身の名演技。どこをとっても熱い。

そして、おなじみ牧春の食事シーンに入りますが、ああもう、この後のストーリーを知ってから見るとここだけで切ない。

メニューはからあげ。牧のからあげ。

なんだよ牧、結局、なんだかんだいって春田がみんなの前でカミングアウトしてくれたの嬉しくて、それで春田の好きなからあげを夕飯にチョイスしたんでしょ? 仕事から帰ってから、ほんとは体調悪くてつらいの我慢してなんとか鶏モモ揚げて(高熱で揚げ物って)、それでもほんのり口元ゆるんでたりしたんでしょ?(牧なら週末に鶏モモ味付けして仕込んでそう)

もう、牧ったら!!

春田は青い箸、牧は赤い箸。完全な夫婦箸。これ選んだのも…やっぱり牧かしらね…いや無神経に春田が渡して牧がむすっとしながら照れてるというのもいい。

これが日常だった二人の日々…ああ…(情緒不安定)。

しかし風邪で高熱を出して倒れて部屋に運ばれるなんて実写で見るとは思わなかったな…いいな…。でもそのためには高熱でも夕食を用意するというけなげさも必須なのよね。

だからこそ強がる牧に春田はほっぺむにゅむにゅしちゃうわけで。

そう、このむにゅむにゅ!!春田が牧のほっぺをむにゅむにゅ!!キスよりよっぽど幸せな2人ー!!

そこに部長から「長っ」なLINEが届くわけですが、春田は残酷なまでにそれどころじゃない。「おかゆ」なる作品に真正面から挑んでるわけです。

あ、あの鍋我が家のと色違いだわ。

と思ってたらなぜかよくのびるおかゆ完成。

「俺食うよ」

という春田に、

「食べる食べる」

と受け取る牧。

渋い顔はしてたけど嬉しかったのよね牧…でなきゃどう見ても異様なあの物体を口に入れるわけないわよね牧…。

蝶子夫人と鉄平兄

で、場面変わって、はるたんにLINEを送ったけど既読スルーされて悶々としてる部長。それにつきあってあげる蝶子夫人。いや元夫人だけど、なんだか語呂がいいから。お蝶夫人みたいでさ。

しかしね、30年連れ添った妻が荷物まとめて出て行く挨拶をしようってときに、目もくれずに若い男への恋にトチ狂ってる部長もけっこうヒドイですよ?! なのに、 怒らず見捨てず、作戦練ってあげる蝶子さん。もうなんて愛が深い。蝶子さん好き。

そして突然アンジャッシュ児島、いや鉄平兄の長渕風味の弾き語り。

「ふーられました、ふーられました、男にふられたーよー」

身もフタもない。

このどんな流れもぶったぎって彼のワールドに連れていってくれる鉄平兄、もはや愛しい。

「春田のことそんな好きだったら今まで伝えるチャンス無限にあっただろうが。遅いんだよ」

このセリフ、なんか好きです。今文字にしてみたらけっこう長いんだけど、これをナチュラルにテンポよく言える児島さん素敵。もうみんな好きです私。

オフィスの舞香さんと屋上のマロ

今回は舞香ねえさんの弾ける笑い声も聞けてよかった。やっぱり彼女の笑顔がないとこのドラマは締まりません。笑顔というより、あの天井まで突き抜ける声?

それからマロ。真剣な顔とセリフなのに完全にとぼけたBGM。

「ハードルの高い恋愛って燃えるけど」

ここでぐっとためて、振り返ってからの、

「ムズいっすよね」

これ、すごい。雰囲気と間の取り方だけで笑わせてくれるマロすごい。

「人を好きになるのに、年も性別も関係ないじゃないっすか」

これも、すごい。

年上の女性を好きになる、というのは、まあ同性愛にくらべればハードルが低いと考えるのが一般的なんじゃないかと思うけど、マロは完全に並列に見てる。

年も性別も関係ない。

恋って、難しい。

それだけが真実。

そこをマロはずばりと言っていて、いやあこいつはアホみたいだけど本質を見てる奴なんだなと改めて思う。言葉の選び方が致命的にアホだけど。

お前いい奴だな!! 好き!!

このセリフを、メインの2人じゃなくて、脇のフツーの人に言わせるところがニクい。

屋上でお弁当って憧れるなー。

君の名はマサムネ

そして家で寝込んでる牧のところに、武川主任襲来。

ドアを開けた牧が、

「え?」

と固まるのに対して、

「うん」

と真顔で軽くうなずく主任。なにそれ。なんの「うん」。まったく了承の意味がわからないけど納得させられる。

きっと、主任なりに結構覚悟を決めて来たんですよね。いきなり来て牧に嫌な顔されるのもわかってただろうし、そこを無理矢理家に入るところまでシミュレーションして、それでも来たに違いない。

それでも来たのは、春田のカミングアウトを、牧が否定したからだろうか。

たぶん牧は主任を実家に連れていってるし、わりとオープンだったのかもしれない。それなのに春田との関係を否定したというところに、牧の本気と、 本気だからこそ牧は今弱ってると察したんじゃないだろうか。

で、そのまま主任は強引に家に上がり込むんですが、そこで玄関に虫取り網があるのがちゃんとうつってるんですね。あとで牧が武器に選んだあの虫取り網。

しかも2本。

真ん中には、からっぽの…水槽??

虫かごには見えないから、もしかしたら春田のお母さんが昔そこで金魚とか飼ってたのかもしれないけど、私の妄想的には、春田が休みの日に勝手に虫取り網と虫かごのつもりで飼って帰ってきて、牧に、

「おぅ、虫とり行くぞ!」

とか言い出して、

「それ水槽じゃないすか。ぜんぜん違うし」

「え??マジでぇ?道理で重いと思ったー!!」

っていう会話を繰り広げていてほしいなとか思ってます。

いや、春田が縁日で金魚すくいしちゃって「どうするどうするこの金魚?!」って慌てて水槽買ってきたけどすぐ死なせちゃった系かな。

……。

すみません、話を戻します。

このあと主任が、舞香ねえさんの言っていた「おでことおでこで熱はかってみたり」を実践してくれるんですが(主任ここ全部聞いてた)、

主任、メガネはずすとこやたらエロいな!!

と興奮してる間に、牧の、

「やめろよ、マサムネ!!」

が炸裂。牧、マサムネ呼びしてたんだねえかつては。

がっつり拒否られた主任、牧が自分の幸せよりも春田の幸せを願ってることを受け止めて、もうなんともいえない表情をするわけです。(ここ、牧が拒否ってなかったら、「寝てるところ襲ったりなんか、しちゃったりして」by舞香、までフルコースで実践するつもりだったのだろうか)

そうか、そんなに好きなのか、とでも言いたげに、ふぅ、とちいさくため息をついて、

「じゃあな。お大事に」

この別れのセリフは、 彼の本気の決別なんでしょう。

主任ーーーーー!!!!私もつらい!!つらいっす!!

そしてかっこよく去っていった主任ですが、家を出たとたん、もしくは人気のないところまで行ってからいきなり号泣していてほしい。大人げなくおんおん号泣してほしい。

主任、あんたもいい恋したよ…。

隣で肩たたいていっしょに泣いてあげたい。

部長の反撃

「おかえり」

物件の下見にきた春田を待ちかまえていた部長。

乙女な表情と、デキる男の渋い顔とのスイッチングが激しすぎる。眉の角度から違う。この人も1秒たりとも見逃せない。

「はるたんはぁ、おうちで料理とかするの」

はるたん呼びするときの部長はたいがい上目遣い

家庭的を表現するのにりんごをむくって、古典にもほどがあるけど、部長は乙女だから全部許す。

バスタブに無理矢理ふたりで入るところ、おふろってめっちゃ固いから痛そうで心配だけど無事そうだから許す。

しかしこれはきた。

「2番目の男でいいです。待ってます」

部長…。

これぐっときた。

その捨て身の攻撃、私に確実にヒットしました。

その後にインターホンが鳴って、またデキる男の顔になるとこまで。

でもこれが、これがあの最後の展開につながるとは…。ああ…。

ちずの告白宣言

買い物して帰る牧がちずと遭遇。当然エコバック持参。

笑顔の牧。上機嫌。ゆうべ春田にお粥作ってもらったし。

久しぶりにこんな笑顔の牧を見た気がするんだけど、せっかくのその顔が、ちずの告白宣言に凍り付く。

「はい、おれは大丈夫ですよ、ぜんぜん」

ぎこちない笑顔でこたえる牧。それをちずは自信と信頼の証だと受け取ったんだろうな。

「やっぱ完璧だよ牧くん」

違う…違うんだよちず…振り返って牧の顔見てみなよ…。

その不安そうな表情ったら!!牧ーー!!!

牧はこのとき、ものすごい葛藤でぐらんぐらんになってるに違いないんだ。

ちずに告白していいかと聞かれた瞬間、

「俺にそれを止める権利はない」

ってまず思ったはず。

牧はマジメだし、人を思うつらさを十分にわかってるし、それにちずはれっきとした女性。ピンクの短いスカートをはいて、春田と並んで街を歩いても、誰の目にも自然に映るだろう。

方や自分は…。

牧はマイノリティである自分を強烈に意識したかもしれない。

それは引け目であり負い目であり、もし結果的に春田がちずを選んでも、自分は裏切ったと思うことさえ許されないのかもしれない。だって男女の恋愛が「普通」なんだから。

もし自分たちが男同士じゃなかったら、職場でカミングアウトされてもすんなり受け入れたかもしれないし、そもそも関係を隠されることに過敏にならなかっただろう。

そんないびつな「欠陥だらけ」の自分だから、せめて、春田を喜ばせてあげたい。料理くらいは作ってあげたい。春田の足かせにならない存在でありたい。

そんな、 もろもろの葛藤が、弱さが、牧を「完壁」にさせてるんだと思うと、もうほんとにね、ほんとに切ない。

ここまでほぼほぼ私の妄想ですけどね。

はああ。

ってここまで4,500字強なんですが、あれ?まだ中盤まで行ってない?うそでしょ信じられない、だけど時間もないからここで一旦あげときます。歯医者に行かなきゃ!

ではでは!また後日!